iDeCoをやると年金が減るってホント!?

皆さん、iDeCoやってますか?

iDeCoを始めている方の目的は、老後の資産作りがほとんどだと思います。
自分は一体何歳から年金がもらえるだろうか、もらえる金額もどんどん減るんじゃないだろうか・・・
そんな不安からiDeCoを開始した方も多いのではないでしょうか?

先日こんな質問をうけました。

iDeCoをやったら、もらえる年金が減るんでしょ?

・・・

嘘だろ!iDeCoもうやめる!

なんて言わないでくださいね。
結論から言うと、iDeCoをやっていることが原因で将来もらえる年金が減ることはありません。
最後まで読んでいただければ、ご理解いただけると思います。

それでは一体なぜそんな質問が出てしまったのか、考えていきましょう。

年金の種類

ひとくちに「年金」と言っても、いくつかの種類に分かれています。
まずは「年金」の仕組みを確認しましょう。

① 基礎年金

図の一番下にある「基礎年金」
これがいわゆる「年金」と一般的に言われている部分で、すべての人が対象です。
基礎年金国民年金とも呼ばれ、原則20歳~60歳のすべての人が月額16,260円を負担します。
そして、現時点では65歳から亡くなるまで月約57,000円を受給できるというものです。
受給額は20歳~60歳のうちに負担した「固定の月額×納めた月数」で決まります。

よって、iDeCoと受給額は関係ないということになります。

② 厚生年金

図の真ん中付近にある「厚生年金」
よく年金の2階部分と言われています。
こちらは会社員や公務員が対象になっています。
月給の約18%(うち半分は会社が負担)を社会保険料として納めることで、
現時点では65歳から亡くなるまで基礎年金に上乗せして受給できるものです。
受給額は働いているときに納めた金額(標準報酬月額や働いていた年数)によって決まります。
単純に多く納めれば多くもらえる、と考えていいと思います。

よって、こちらもiDeCoと受給額は関係ないということになりますね。

③ iDeCoは第三の年金

iDeCoは上の図の3階部分に相当します。
個人が拠出した金額を各自で運用して、60歳(以上)になったら受け取れるものです。
iDeCoの運用がうまくいかずに損失が出てしまう可能性はゼロではありませんが、
だからといって、基礎年金や厚生年金がマイナスになることはありません。

よって、iDeCoをやっていることがその他の年金受給額に影響を及ぼすことはないのです。


では、なぜiDeCoをやると年金が減るなんて話が出てきたのでしょうか?
実は「厚生年金の標準報酬月額」に関する話を勘違いしたことが原因なんです。

「今」の選択が将来の年金に影響を及ぼす?

もう一度この図を見てください。

赤枠部分に「企業型DC」と書かれているのがわかるでしょうか?
これは企業が退職金制度として導入している確定拠出型年金(DC)で、401Kなんて呼ばれていたりしますね。

この企業型DCでは本来企業が掛け金を上積みしますが、
企業が掛金を負担せず従業員が自らの意思で掛金を捻出する「選択型」と呼ばれる拠出方法があります。

要するに給与を
① 今受け取るか
② 将来のために積み立てるか
選択するということです。

②を選択すると、給与から掛金分の金額がマイナスされ積立されます。
給与からのマイナスなので、社会保険料の対象となる「標準報酬月額」に含まれません。

「標準報酬月額」が下がれば、社会保険料が安くなるので「今」のあなたにとっては嬉しいことですね。
しかし、標準報酬月額によって決まる社会保険料が安くなるということは、そこに含まれている「厚生年金保険料」も当然安くなります。
それはすなわち、将来受け取る厚生年金の金額も下がるということです。
(ちなみに出産手当や傷病手当などの各種手当や給付金も下がります。)

まとめ
「選択型の企業型DC」対象の方は、標準報酬月額によっては将来受け取る厚生年金に影響が出ることがあります。
※iDeCoをやっているかどうかは関係ありません。

いかがだったでしょうか?
ちょっと小難しい話になってしまいましたね。

iDeCoは非常に有益な制度です。
必ず大儲けできる!とは言えませんが、老後資産の形成に役立つ制度なのは間違いありません。
iDeCoをやることで、基礎年金や厚生年金に影響を及ぼすことはないので、
興味がある方はぜひ調べてみてくださいね。
iDeCoを始めるなら手数料が安いネット証券がオススメです。

Follow me!