積立投資が推奨されるワケ ドルコスト平均法の真実

投資信託を買うときは、積立投資をすることが基本として様々な資料にも書かれています。
積立で投資信託を買うことを「ドルコスト平均法」とも言いますね。

積立投資以外では一括投資が考えられますが、果たして積立投資と一括投資はどちらが得なのでしょうか?

ドルコスト平均法は最強?

想定される4つの値動きをグラフにして比較してみましょう。

条件:積立投資では毎月1万円ずつ1年間(計12万円)投資
   一括投資では12万円を初月に全額投資

①右肩上がり

①右肩上がりでは一括投資の方が得をする

②右肩下がり

②右肩下がりの時は積立投資の方が得をする

③凸型

③凸型相場のときは一括投資の方が得をする

④凹型

④凹型相場のときは積立投資の方が得をする

 

勝率は五分五分といったところですね。
結局、投資信託で一番利益が出るのは「口数×基準価額」が最大化するときです。

さて、必ずしも積立投資の方が得をするわけではないのに、なぜ積立投資が推奨されているのでしょうか?

それは④の凹型相場で威力を発揮するからです。

例えば、①の右肩上がりなら一括投資の方が有利ですね。
しかし、長期投資を前提として考えたとき、投資を始めて一度も基準価額が下がる日がないなんてことはまずありません。
長期投資で一番やってはいけないのは、「基準価額が下がったときに動揺して売り払い、投資をやめてしまうこと」です。

「口数×基準価額」の最大化が重要なのに、基準価額が下がってしまったときにメンタルがもたず、
せっかくの資産を売って、投資をやめてしまう人が非常にたくさんいるんです。
投資した金額の元本割れを目の当たりにして、投資なんてやめてしまいたい気持ちになるのはよくわかります。

そこで、積立投資の出番です。
積立投資を実践していると、

基準価額が下がったときには多くの口数が買えるようになり、さらに④のように相場が回復してきたら多くの口数をブースターにして一気に資産価値が増加すると思うと、やめてしまいたい気持ちをぐっとこらえて、長期投資を続けられるモチベーションになる

というわけですね。

要するに、積立投資は長期投資を続けるための精神安定剤になる。
これが、積立投資が推奨されている理由です。

まとめ
積立投資より一括投資の方が得をするケースがないわけではないが、
市場の動きは予測不可能なので、積立投資をしている方が心安らかに続けられる

投資で一番重要なことは「市場から撤退しないこと」です。
長く続けるためには日々の値動きに心を乱されることなく、積立投資を続けていきましょう。

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