NYダウとS&P500、どちらを選べばいいのか?

インデックス投資をしようと思ったら、どのベンチマークが有利なのか知りたくなりますよね。
今回は、世界経済の中心であるアメリカのベンチマークについて考えていこうと思います。

NYダウ

日本では非常に馴染みのあるベンチマークですね。
日経平均やTOPIXの動向と併せて表示されることが多いので、一度は聞いたことがあると思います。
アメリカ経済といえば「NYダウ」と思う方が多いのではないでしょうか?

しかし、実はこのNYダウ、特にアメリカのETFや投資信託においてはあまり人気がありません。
なぜでしょうか?

投資信託を選ぶときの基本は、「長期」「分散」「積立」でしたね。
この「分散」が、NYダウはあまりされていないんです。

NYダウの真実

日本では一般に「ダウ平均」等と言われていますが、正式には「ダウ工業株30種平均」と言い、
構成銘柄の株価の合計を「除数」で割って算出する株価平均型の指数です。
構成銘柄の入替時・株式分割時など必要に応じて除数を調整し、指数の連続性を保つようにしています。

株価の平均値をとるので、株価の高い銘柄の影響を受けやすい特徴があります。
そして、銘柄数は文字通り30で、不定期で銘柄の入れ替えが行われています。
イメージとしては、世界最大のアクティブファンドといったところでしょうか。
感じ方次第ですが、30銘柄だと「分散」にやや不安が残りますね。

では、世界で一番人気のあるベンチマークは一体何なのでしょうか?

それが「S&P500」です。
投資の神様と言われているウォーレン・バフェット氏もこのベンチマークを推奨しています。

S&P500

主要上場市場が米国の取引所(ニューヨーク証券取引所、NASDAQ等)の米国企業で、
流動性がある大型株から選ばれた500銘柄で構成されており、米国市場の約80%をカバーしています。
NYダウと異なり、時価総額型の指数なので時価総額の大きな企業の影響を受けやすい特徴があります。
そしてこちらも文字通り500銘柄に分散されているので、充分リスクも抑えられていますね。

実際、米国ではこのS&P500に連動するものが一番人気となっております。
日本ではあまりメジャーではなく連動する商品がほぼない状態だったのですが、
つみたてNISAの開始に伴って、投資信託がついに発表されました。(SBI証券で買える商品)

信託報酬の観点から「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を積立投資するというのが、
資産形成のひとつの最適解と言えそうです。
ちなみに、アクティブ好きな方のためにNYダウ連動のインデックスファンドも載せておきますね。
(SBI証券で買える商品)

 

日本の株式市場とは異なり、アメリカ市場はずっと右肩上がりで成長してきました。
NYダウよりS&P500の方が分散されていると書きましたが、特にリターンがいいといいうわけではありません。
過去10年で比較してもどちらを選んでもリターンに大差がないことがお分かりいただけると思います。

青:NYダウ 赤:S&P500

こちらのグラフはあくまでも過去の実績なので、将来のリターンを保証するものではありません。
実際の投資は自己責任でお願いしますね。

まとめ
アメリカ市場に「長期」「分散」「積立」することがひとつの最適解
ベンチマークはどちらを選んでも過去の結果に大きな差はないが、S&P500の方が世界的には人気(日本でもつみたてNISAの対象)

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